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冬バテによるだるさを解消!「腎」にいい食材

その症状、冬バテかも?

近頃だるさや疲れがとれにくかったり、

抑うつ感や筋肉のコリがある、

眠れない、またはずっと眠い、

イライラしたり、やる気が出ない

・・・などの不調を抱えていませんか? それ、冬バテかもしれません。

 

自律神経の乱れが冬バテの原因に

中医学では、冬はエネルギーを蓄える季節ととらえます。

動物が冬眠をするように、自然界の一部である人間も、

本来は穏やかに過ごして春の活動に向けエネルギーを温存すべき時期です。

日々の生活や仕事などで、私たち人間はなかなかゆっくりできず、

本来は休養をとるべきからだが無理をすることで、冬バテの症状が起こるのです。

また、初冬は寒暖差が大きいこともあり、

1.日中の最低気温と最高気温の差が大きい 2.前日との気温差が7℃以上 その翌日~翌々日冬バテの症状が出やすくなります

自律神経が環境やからだのの変化についていけずに乱れます。

自律神経は、血流や血圧、筋肉、三半規管、心臓、胃腸など

全身の生理機能をコントロールしているので、

自律神経が乱れるとその人の弱いところに症状が現れます。

自律神経には、

●交感神経(活動の神経で主に日中に働く)

●副交感神経(リラックスさせる神経で主に夜に働く)

があり、この2つの神経がバランスよく働くことで、心と体の健康を保っています。

初冬の自律神経の乱れは

1.さまざまな活動で忙しく、 活動モードの交感神経ばかりが働いてバランスが崩れる

2.寒さから身を守るため、熱を逃さないように交感神経優位で心身をリラックスさせられない状態

3.日照時間が短く、体内時計リズムに影響して、心身の疲れが取れない

こうした積み重ねが冬バテの原因になってきます。

 

冬の主役「腎」を調える食材

中医学では自律神経という概念はありませんが、「腎」の一部ととらえます。

「腎」と言っても単に腎臓のことではなく、ホルモン系、生殖器官なども含まれます。

五行では冬はこの「腎」の機能が弱くなりやすい季節。

活動の交感神経は“陽”、リラックスの副交感神経は“陰”で、

自律神経の乱れは、「腎」の陰陽バランスが崩れていると言えます。

「腎」が弱まると生命エネルギーが衰え、元気もやる気もなくなります。

冬は「腎」を補う食べ物を摂ることで、「腎」も強くなり、陰陽バランスもとれてきます。

「腎」を補う食材

1.海草類、貝類などの鹹味かんみとよばれる自然のミネラルを含む食材で、寒さから身を守ります

2.黒豆、黒ごま、黒きくらげ、ごぼうなどの黒い食材も「腎」を補う食材です

3.ねぎ、人参、生姜、ニンニクなど、体を温める食材も合わせて取り入れるとよいでしょう

 

中医学では、冬を「閉蔵へいぞう」といい、万物が納まり隠れるときです。

人もこれに従って、内臓を養い、よく眠り、あたたかくして、

元気を逃がさないよう春に備えることが大切だと考えられています。

「腎」を養い、心身のバランスを整えて、芽吹きの春をさわやかに迎えたいものですね。

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