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「肺」にこもった熱を出して心身穏やかに ~柿と豆腐のポタージュ~

乾燥した空気、そろそろインフルエンザなどの感染症がはやり始める時期です。

この乾燥がひどくなっていく時期は「肺」が弱くなります。

また、「肺」が持つ「悲しみ」の性質が強く出て、楽しさが感じづらくなることも。

年末に向けて仕事やプライベートが多忙になることに憂鬱感を

大きく感じる時は、こもった熱を発散させて心身を穏やかに、

ストレスを受けやすい腸のはたらきを整えましょう。

柿は「肺」の熱を取ってくれる、旬の代表食材。

今回は、この時期和食でお見かけする「柿の白和え」を

薬膳風にアレンジしてみました。

 

【脱力薬膳】柿と豆腐のポタージュ

材料(4人分)

  • 柿: 2個
  • 豆腐(絹):1丁
  • 長ネギ(白い部分): 1本
  • 白すりごま:大さじ2
  • 鶏ガラスープ:250cc
  • 生クリーム:40cc
  • ナツメグパウダー:適量 ※今回は1杯につき大さじ1/2を振りかけました
  • 白炒りごま:適量 ※今回は1杯につき大さじ1を振りかけました
  • 塩 こしょう:適量

作り方

1.柿と長ネギを一口大に切り、フードプロセッサーに入れます。白すりごま、豆腐を加えてなめらかになるまで撹拌します

2.  1.に鶏ガラスープを半量加え、さらに撹拌します

3.  2.を鍋に入れ、残りの鶏ガラスープと生クリームを加えて火にかけます

4.煮立つ直前によく混ぜて塩・コショウ・ナツメグで味を調えます

5.器に盛り、白炒りごまとナツメグを振りかけ完成!

柿は「肺」の熱を冷ます

薬膳の考え方では、柿の味は「甘く」、性質は「体を冷やす」という分類になります。

中国の民間療法では、干し柿の表面の白い粉は口内炎の薬として使われてきました。

また、柿に蜂蜜をかけたものは咳止め、痰を切りたい時に食されます。

その他、柿の実には以下のような作用も。

■肺の余熱を取り除く
■便秘症の改善
■口内炎の緩和
■口の渇きを抑える
■二日酔いの改善

柿の実には食物繊維が多く含まれているため、便秘を改善するはたらきがありますが、

渋味の部分のタンニンは、大量に摂取するとかえって便秘気味になってしまいます。

柿には体を冷やす性質もありますので、食べすぎにはくれぐれもご注意ください。

豆腐は潤い+熱冷まし

薬膳の考え方では、豆腐はからだを潤し、余分な熱を冷ます作用があります。

乾燥によりからだの熱を冷ます事ができず、ほてり・熱がある時によく使われます。

また、消化機能を整えるはたらきを持ち、便秘やむくみ、皮膚の腫れや赤みが気になるときに

お勧めの食材です。

今回は体内の余分な熱を冷ます作用を持つ柿と豆腐をあわせ、

作用を高めています。

 

ナツメグと長ネギは温性の食材

薬膳の考え方では、ナツメグと長ネギは共に

味は「辛く」、性質は「体を温め」「毒はない」という分類になります。

今回のレシピではからだを冷ます柿と豆腐の作用をより高めるため、

反作用のナツメグと長ネギを入れて、食材が持つ効能をより引き立たせています。

作用が反対のものをアクセントで入れると、味もグッと美味しく。

長ネギは風邪の予防に、

ナツメグは生薬名「肉豆蔲にくずく」、腹の張りを納めたい時や胃痛時に使われる漢方です。

スパイシーな香りは鬱々とした気を巡らせる作用も。

 

食材の五性と性味

咳の緩和、発熱、熱による下痢に

性質

五性→寒  性味→甘/渋

豆腐

体内の渇きを潤す 清熱 整腸

性質

五性→涼  性味→甘

長ネギ

寒気 冷え 風邪予防及び引き始めに

性質

五性→温  性味→辛

ナツメグ

胃もたれ 腹痛や腹の張り 気を巡らせる

性質

五性→温  性味→辛

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