目は、中医学では
1.気を巡らせて血を貯蔵・分配する働きがある肝
2.人の成長や老化に大きく関わる腎
の二つと関係が深いとされています。
「目が良くなる」食材でおなじみのブルーベリーは腎に良いとされている果物です。腎に良い食べ物は「黒いもの」が多くぶどうやブラックベリーもおすすめです。
この記事では目の疲れの原因となる2つの要素について解説します。
原因その1.目の乾き(目が熱くなる、まぶたが腫れる、顔色が悪い)
目を使いすぎて、目が乾く上に目が熱くなったり、のぼせたりほてりが生じる場合があります。
このような症状には、体内の陰(体を冷やしたり、しずめる働き)の不足が考えられます。目に良い食材+陰を補う食材を。
また、まぶたが腫れたり顔色が悪くなる場合は、気と血が不足し、目が栄養不足の状態です。目に良い食材+気・血を補う食材を。
【目の乾きに効く食材】
にんじん、ブルーベリー、ぶどう、ピーマン
陰を補う食材 → アスパラガス、いちご、チーズ、豚肉
気・血を補う食材 → 鶏肉、らっきょう、玉ねぎ、グリンピース
原因その2.ストレス
ストレスからくる目の疲れは、目の奥に痛みがあり、まぶたの周囲がうす黒くなります。ストレスによって気の巡りが阻害され、血流が悪くなることが原因です。
まずストレス解消、次に気の巡りをよくする食材+体の余分な熱を取る食材を組み合わせるとよいでしょう。
【ストレスに効く食材】
気の巡りを良くする → チンゲン采、らっきょう、そば、ミント、ねぎ
余分な熱を取る → 冬瓜、しじみ、のり、れんこん、キウイフルーツ