暑さが堪える日々。
心もからだも何となくバランスが取れず、
食欲が低下したり、気怠さがましたりして、
何かと怠けがちになる時季です。
家事や仕事がいつも通りにはかどらず、
イライラして、
そんな自分にまたがっかりする…
そんな負のループにはまっている時の体内は、
胃腸の働きが低下し、
さらに、高い湿度で汗がうまく蒸発できないため、
からだに熱がこもり、体温調節に苦労しています。
手足がだるく感じて、動くのがおっくうになったり、
そわそわと落ち着きのなさを感じるのは、
この時季定番の症状です。
そんなときは!
余分な熱をを取るにがうりがおすすめです。
炒めることが定番のゴーヤを、スープで召し上がってみませんか?
一緒に入れる豚肉は、体内の水分代謝を高めて
イライラを解消!
レモンの香りで気分もスッキリします。
暑い日々、ついつい冷たいものを摂りすぎて
胃腸に負担のかかりやすい時季でもあります。
温かいスープは冷えたからだの食養生にぴったりです。
「夏バテ」気味の疲れを飛ばしていきましょう!
【にがうりと豚肉のスープ レモン風味】
心が落ち着かず眠れない時にお勧めのスープです
からだの余分な熱を取る苦瓜にがうり(ゴーヤ)と、
潤いを与える豚肉のはたらきでイライラを解消します。
レモンの香りで気分もスッキリするスープです。
鶏ガラスープをベースにさっぱりとした風味、
苦味と酸味の絶妙な組み合わせは、
夏の疲れを飛ばしてくれるおいしさです!
【脱力薬膳】にがうりと豚肉のスープ レモン風味
材料(3~4人分)
- にがうり 180g
- 豚ロース薄切り肉 160g
- レモン(薄切り) 6枚
- 鶏がらスープ 800cc
- 塩麴 大さじ2
- 酒 大さじ2
- オリーブ油 大さじ2
- 塩 小さじ1/2
- コショウ 少々
作り方
1にがうりは厚さ5ミリ~8ミリのいちょう切りにします
豚肉は食べやすい大きさに切り、
塩麹大さじ2と酒大さじ1を混ぜ合わせたものと揉み合わせ、
約20分つけておきます
レモンは1枚を4等分に切ります
2フライパンにオリーブ油を温め、
にがうりと豚肉を炒めてコショウを軽くふります
3.鍋に鶏がらスープを入れて火にかけます
煮たったら、2.と残りの酒とレモンを加えてひと煮し、
塩で味を調えて、完成です!
食材の五性と性味
にがうり・解熱作用(特に肝の熱を除き、目の不調を改善) ・利尿作用によりむくみを取る
性質
五性→寒 性味→苦
・体内に必要な「陰液」を補い、臓腑を潤す ・寝汗の改善や手・足裏の熱感に ・滋養強壮
性質
五性→平 性味→甘/鹹
・のどの渇きや口の渇きに ・暑邪を取り除く
性質
五性→平 性味→酸/甘