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【薬膳レシピ】梅雨時期の胃痛・めまいに~ミョウガと牛肉のしょうゆ炒め~

入梅してから、よくお伺いする不調は「胃が痛い」「めまいがする」。

特にからだがむくみやすい体質の方に、この時期多い不調です。

湿度が高いことに加え、オフィスや電車・バスなどでエアコンが利き始めることで、

からだが冷えることが大きく影響しています。

特に冷えるのが、足首からふくらはぎにかけて。

就寝中に足がつったり、ふとした瞬間にかかとが痛くなる、という症状がみられます。

足を温めると一時的には改善されますが、この時期はむくみによる冷え
(体内に溜まった水でからだが冷えている状態)ですから、
外から温めるよりも、ストレッチなどご自身のエンジンを使って中から動かした方が、
巡りも良くなり、からだも温まります。
ストレッチする部位は腰とおしりが効果的です。

食事的には、「温性・辛味」の特性を生かして、

主に発汗の作用でからだを温めながら、

体表に停滞している「邪気(じゃき)」(中医学において病気を引き起こす原因とされるもの)

を取り除く食材を使った料理がお勧めです。

「温性・辛味」の特性を持った、この時期おいしいミョウガを使ったレシピをご紹介します。

【脱力薬膳】ミョウガと牛肉のしょうゆ炒め
材料(2~3人分)
・ミョウガ 6~8個

・長ネギ 1〜1.5本(大体100g)

・牛切り落とし 150g

A・しょうゆ 大さじ1
・酒 大さじ1
・はちみつ 小さじ1

作り方
①ミョウガはたて4つ切り、長ネギは斜めに薄切り、牛肉は食べやすい大きさに切ります。
Aを混ぜ合わせておきましょう。

②フライパンに油を熱し牛肉を炒めます。

③火が通ったら長ネギとミョウガを加え軽く炒め合わせたら、ふたをしてやや弱火で2分ほど蒸し焼きに。

④Aを加えて手早く炒め、火を止めて完成!

※お好みで七味唐辛子を入れても美味しいです

ミョウガと長ネギの夢のコラボレーション!
ミョウガと長ネギは共に「解表(げひょう)」という効能を持っています。

解表とは、先にご説明しました

体表に停滞している「邪気(じゃき)」(中医学において病気を引き起こす原因とされるもの)を

取り除く=解くという意味です。

どちらも性味は温性、からだを温めてじんわりと発汗し、

体内に湿度が溜まるのを防ぐことから、胃痛やめまいにも効果的です。

ミョウガと長ネギ、同じ効能をもった食材を合わせることで、

より効果の出やすいレシピとなり、夢のコラボレーション。

「味の親和性が高いので、少し苦くなるかな」

と多少心配でしたが、苦みはなく、むしろ親和性が高い分、食べやすくなっていることは

今回の大きな発見でした!

「血」を補う牛肉との相性もとても良く、甘みに使ったハチミツがコクを出し、

疲れが取れない時にもお勧めの一品です!

食材の五性と性味

・牛肉

倦怠感や貧血、体力増強に 五性→平  性味→甘

・ミョウガ

解表、口内炎や生理痛に 五性→温  性味→苦/甘

・長ネギ

解表、冷えにも 五性→温  性味→辛

・ハチミツ

便秘や咳の改善、肌の不調にも  五性→平  性味→甘

この時期の不調対策は「じんわりと発汗」

ミョウガと長ネギの持つ解表作用を取り入れることもそうですが、

この時期のこうした体調不良改善には「じんわりと発汗」することがお勧めです。

額に汗をうっすらかく程度に

・ストレッチをする

・いつもより少し多めに歩いてみる

・耳を引っ張る(これは代謝を上げるのにいいですよ!)

・大きく呼吸することを意識

…など、ご自身の動力で「じんわりと発汗」すると、エンジンがかかって

自力で体内の余分な水分を脱水機にかけて放出する感じになります。

サウナや岩盤浴など外からの熱による発汗は、量も多く、余計に体内に水分を閉じ込めてしまうことも。

梅雨の晴れ間は、気分転換も兼ねて少し動いてみると、おからだが軽くなること請け合いです。

「こんなにだるいのに、動いたらもっと辛くなりそう。」

と心配されるかもしれませんが、是非一度お試しを。

体内の余分な水や熱を回してあげることでかなりスッキリして、

ご自身の体力にも自信がつきますよ。

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