お知らせ

2024.08.03~09.03 限定 季節の薬膳スープ&ポタージュメニュー

今夏の 土用の丑の日は、
7/24と8/5、土用期間の中で丑の日が2回あり、
1回目は「一の丑」、2回目は「二の丑」と呼ばれます。

そもそも土用とは、「季節の変わり目の約18日間」のこと。
本来は夏だけではなく、
立春・立夏・立秋・立冬の直前に、年4回あります。

この世のすべては、
「木・火・土・金・水」
の5つの要素でできていると考える五行思想。

・春はぐんぐん育つ「木」
・夏は燃える「火」
・秋は実りの「金」
・冬はシンと静かな「水」

そして土は
種をたくわえ、芽を出させる土の働き(土用)
として扱われます。
季節ごとの土用は
「季節の変化の種をうけとめて芽生えさせる、
クッション的な準備期間」
という意味合いがあるそうです。

蒸し暑さで
汗がうまく蒸発できないため、
からだに熱がこもり体温調節に苦労する時季。
ムシムシして手足がだるく、動くのがおっくうになったり、
そわそわして落ち着きのなさを感じがちですが、
8/7には立秋を迎えます。

土用期間にご提供する
今回のスープ・ポタージュは

「夏バテのからだを整え、精をつけて秋への準備を!」

をテーマに献立しました。

・血流を促して体内を涼しくする
枝豆の冷製のポタージュ

・水分代謝を促してだるさ改善!エナジーチャージ!にお勧めの
エビとトウモロコシのスープ

冷房や冷たい飲み物などで
体内が冷えやすい時季ですが、
この冷えは9月以降に「胃腸の不調」として
ドッと現れることが多いものです。
毎年秋に体調を崩しやすい場合は、
夏の食べ物の摂取方法に気遣うと不調の緩和につながります

季節毎、旬の食べ物はからだを守りますが、
夏野菜は特に、夏の心身のバテを解消してくれます。
色合いも豊かな夏野菜。
ラタトゥイユや夏野菜カレーなど
美味しく楽しく食養生しましょう。

 

◇枝豆の冷製ポタージュ

血流を促し、体内を涼しくするポタージュです

「血」や「気」を巡らせることで心身を元気に!
体内の余分な熱を冷ます夏の救世主・枝豆を
ポタージュにしました。
和風だしが枝豆のコクを引き立てています。
冷製なので、上には「熱性」の粗挽きコショウを
あしらえました。
食欲が出ないときのエナジーチャージにもお勧めです

枝豆の薬膳的効能
■血の循環を助ける
■気を補う
■清熱(体の余分な熱を冷ます)

高温高湿で血の巡りが悪くなりやすい
夏にとてもおすすめの食材です

☆枝豆→甘/平

 

◇エビとトウモロコシのスープ

水分代謝を促して、だるさ改善!エナジーチャージ!
にお勧めのスープです

スタミナアップ・水分代謝を促すエビに、
すぐれた利尿作用をもつトウモロコシを合わせることで、
からだにたまった余分な熱や水分を排出します
上にあしらったセロリの葉が味のアクセント!
ほんのり甘く、さっぱりとした風味です

エビの薬膳的効能
■冷えの改善
■足腰のだるさ、むくみの改善
■だるくて元気が出ない時のエナジーチャージに

体を温めてスタミナをつける強壮効果のあるえび。
高たんぱく質で低脂肪、
コレステロールの吸収を抑えて排泄する
タウリンが含まれています。

薬膳学的には、
腎の働きをよくして精力を高めるので、
体力、気力がアップします。
めまいやふらつき、
手足の震えなどの症状にもよく使われます。

★エビ→甘/温

 

とうもろこしの薬膳的効能
■熱を下げる
■むくみを取る
■消化機能の向上
■疲労回復

とうもろこしの主成分は炭水化物ですが、
その他にもビタミンB群やミネラル、食物繊維を豊富に含む、
とても栄養価の高い優れた穀物です。
また、普段は捨ててしまうヒゲの部分は、
中国の民間療法では乾燥させたものを漢方薬として用います。
この部分には利尿作用があるため、
腎炎や膀胱炎などで排尿が困難な場合や、
妊娠時のむくみを取り除く効能があるとされています。

★トウモロコシ→甘/平

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