お知らせ

6/3(水)~6/23(火) スープ・ポタージュメニュー

ちょうど今回のメニューご提供中の三週間は、

二十四節気の「芒種ぼうしゅ」にあたります。

中国などでは今でも旧暦の5月5日、

新暦だと6月の「芒種」の頃に端午節が行われます。

日本でも端午の節句には菖蒲湯しょうぶゆにつかりますが、

中国ではかつてヨモギや菖蒲を赤い紙でひとまとめにして門に挿しました。

ヨモギは百福を招き、病気を治し健康をもたらしてくれ、

菖蒲は邪気払いをしてくれると人々は信じました。

「芒種」の頃は湿度も温度も高く伝染病が蔓延しやすい時期、

今のように良い薬がなく伝染病にかかればあっけなく死んでしまう時代、

人は薬効のある薬草を使って祈りを捧げたようです。

季節的にはしとしとと雨が降り、梅雨が始まる時季。

暑くなり始め、じめじめとしていることから、

水分代謝がうまくいかずに汗をかきにくくなります。

毛穴が閉じてしまうことで熱が内にこもり、こもった熱で抵抗力が落ちて

風邪を引きやすくなったり、口内炎などのトラブルも多くなります。

今回のスープは血流や水分代謝を上げる「酢」と発汗を促す「辣油」を、

ポタージュは水の滞りによるトラブル予防に効果的なズッキーニを使い

この時季の不調を整えます。

 

◇ズッキーニのポタージュ

水の滞りによるトラブル予防にお勧めのポタージュです

実はカボチャの仲間であるズッキーニ。ほくほく感が味わえます。
薬膳的効能の上でもズッキーニとバランスを取る玉ねぎの甘さとの相性も◎。
味のアクセントに、ガラムマサラを振りました。

・ズッキーニは水分代謝を担う五臓の「腎」に作用する性質があるため、
水の滞りによるトラブル予防を代表に、以下の効果が期待できます。

■熱を取り除き、津液を生じさせる
■腫れやむくみを取る
■多汗や汗をかきにくいなどの代謝バランスを整える
■のどの渇きを止める

ズッキーニはカリウムを多く含む食材です。
カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、
高血圧に効果があります。
また、長時間の運動による筋肉の痙攣、
就寝中にふくらはぎがつるなどを防ぐはたらききもあります。

★ズッキーニ→甘/寒

 

・玉ねぎには以下のような効能があります

■気の巡りを改善(腹の張り軽減なども)
■胃を調和する
■食欲増進
■血圧の上昇を抑える
■善玉コレステロールを増やす
■動脈硬化の予防

玉ねぎは、気の巡りをよくして消化機能を健康にしてくれる食材。
体を温める温性の野菜なので、ズッキーニの冷やす性質を和らげてくれ、
水分代謝を高める働きをバックアップできます。

☆玉ねぎ→辛・甘/温

 

 

◇トマトとモロヘイヤの酸辣湯サンラータン

体内にこもっただるさを解消するスープです

トマトと酢の酸味が血流を促し、消化機能を高めます。
陰虚いんきょ(陰の気が足りず、水分が上手に巡らない)や、
気滞鬱血きたいうっけつ(気の巡りが悪く、血行の良くない)の改善など
万能な食材モロヘイヤの甘味と合わさると、風味がまろやかに。
酸味+甘味の組み合わせは、
さらに唾液が出て体に必要な水分を生みだしてくれます。

・モロヘイヤの薬膳的効能

■血液循環を改善
■体内の水分を生む
■胸焼けなど停滞した胃の働きを促す
■暑さによるバテを解消

栄養価としても万能なモロヘイヤ。
ベータカロチン、ビタミンC,ビタミンB2はトマトやニラの3倍以上、
カルシウムや鉄分といったミネラルや食物繊維を多く含んでいます。

★モロヘイヤ→甘/涼

 

・酢の薬膳的効能

■血液循環を改善し、溜まった血を取り除く
■胃腸に停滞する飲食物を取り除き、消化機能を促進
■むくみの軽減
■気を巡らせる/特に皮膚に停留した不要物(化膿症など)の軽減に

クエン酸には、筋肉中の乳酸を分解してこりをほぐす作用があり、
疲労を回復します。
アミノ酸が血液をサラサラにしてくれます。
胃液の分泌を促すので、食欲を刺激して消化を助けます。

☆酢→酸・苦/温

 

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