ちくわぶログ

「気」「血」の巡りを良くして疲労を回復 〜甘栗と長芋のスープ〜

東京の朝晩は秋の気配を感じるようになりました。

少しずつ日没時間も早くなり、「気」の乱れが出やすい時期。

季節の変わり目、夏の熱や体内の余分な水がこもってしまい、

頭痛を伴う胃痛や下痢の症状も多く見られます。

そんな時は!

のど付近の熱を冷まを冷まし、

(熱を取るシートを縦半分に切り、のどぼとけを挟み両側に貼ります)

足底にドライヤーの熱風を当てます。

(湧泉をめがけて、チリチリするまで当てます。チリチリしたら一度離して、2~3回繰り返します)

こもった熱が頭上から抜けて、スッキリします。

少し元気になってきたら、「気」や「血」の巡りを整え、筋肉も強くしてくれる!

甘栗を使ったスープで疲労を回復させましょう。

鶏ガラスープのさっぱりとした感じと甘栗の甘みが相まって、とても美味しいスープです。

栄養価が高く滋養効果も高い長芋、

お好みでゆずコショウを入れると、さらに「気」の流れを促してくれます。

栗と長芋を一緒に摂ることで、両方が持つ共通した特性で秋へのギアチェンジがスムーズに。

その特性は後程ご紹介するとして、先ずはレシピです。

【脱力薬膳】甘栗と長芋のスープ

材料(4人分)
・むき甘栗          12個

・長芋                140g

・白菜                約230g ※1/4サイズの白菜で4枚くらい

・鶏むね肉         80g

・鶏ガラスープの素 小さじ1弱

・水                   900cc

・塩                 小さじ1/3

・酒              大さじ2

・ゆずコショウ           お好みで

★長芋を美味しく食べる下処理に、500ccの水と酢大さじ1を準備しておきます

作り方

1.鍋に水900ccと鶏肉を入れ、蓋をして強火で5分煮立てた後、

そのまま5分置きます。

2.鶏肉を鍋から取り出し、細かく裂きます。

茹で汁はスープに使うので、そのまま。

3. ボールに500ccの水と酢大さじ1を入れ、皮を剥いた長芋を5分浸します。

※変色防止やアク・ぬめり取り、剥いた手のかゆみを抑えるのにも効果的

4.むき甘栗はざるに入れ、上からぬるま湯をかけます

5.白菜は4〜5センチの長さに千切りし、葉と軸に分けます

6.長芋は甘栗と同じくらいのサイズにさいの目切りします

7.2.の鍋に鶏ガラスープの素、酒、長芋、白菜の軸を入れ、蓋をして弱火で5分くらい煮ます。

火が強いと長芋が吹きこぼれやすいので注意!

8.白菜の軸に火が通ったら、甘栗、白菜の葉、裂いた鶏肉を加え、

中火で2〜3分にて塩を入れ完成!

お好みでゆずコショウを入れてもおいしいです。

「脾」と「胃」を上げる!!栗と長芋

胃腸の働きが低下すると、胃もたれや消化不良、食欲不振、便秘、下痢など

胃腸に直接関係する症状だけでなく、疲れや肩こり、かぜなどの不調となって

全身に様々な症状が起こることがあります。

中医学では体内の様々なものを巡らせるために

「肝」「心」「脾」「肺」「腎」という「五臓」が働いていると考えられています。

五臓のそれぞれは、西洋医学でいうところの臓器の名称とは一致せず、

「脾」は西洋医学でいう胃腸機能の他、消化吸収の働き全体を指します。

今回使った栗と長芋はどちらも「脾」「胃」のはたらきを促してくれる

とても優れた食材です。

栗は中国では古来より 「栗子(リッシ)」という名前で

「気を益し、胃腸を厚くし、腎気(精気)を補い、飢えに耐える体力をつける」

と言われ、生薬のひとつとしても用いられてきました。

薬膳学では、「脾」「胃」の機能を高めることはもとより、

精気を補い、筋力を強める食材としてよく使われる食材です。

また山芋は、中国では山の薬「山薬(さんやく)」と呼ばれ、

干したものは漢方の原料としても使われています。

漢方の古典には、

「長時間使用しても害がなく、生命を養い、不老長寿に役立つ」として、

現在も滋養強壮作用が高いということで使われています。

栄養学の観点からも、体内の粘膜保護をしてくれる

ねばねば成分の「ムチン」、むくみや高血圧にいい「カリウム」や

免疫力を高める「サポニン」などを含む栄養価満点の食材です。

薬膳カフェ「日月」でこのスープをお召し上がり頂けます!

当院併設の薬膳カフェ「日月」で、フードメニューを始めました。

旬の野菜を使って、様々なスープやカレーをお楽しみ頂けるようにしました。

明日から9月20日頃までは

・じゃがいもの冷製ポタージュ

・今回ご紹介した甘栗と長芋のスープ

・以前にこちらでも書きました薬膳キーマカレー

をご提供しています。

お近くにいらした際は、是非ほっと一息、お立ち寄り下さい!

食材の五性と性味

・栗
胃痛、強筋、活血に           五性→温  性味→甘

・長芋
食欲不振、息切れやめまいにも      五性→平  性味→甘

・白菜
便秘改善や熱を冷ます          五性→平  性味→甘

・鶏肉
食欲不振、体力回復に          五性→温  性味→甘

-ちくわぶログ

Copyright© 薬膳カフェ日月(ひげつ) , 2019 All Rights Reserved.